百万の手 畠中恵

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久しぶりに畑中恵氏の小説を読みました。

題名は「百万の手」です。

彼女の小説としては初の現代小説で「ファンタスティク・ミステリー」とカバーには
うたわれています。

この小説は、2ヶ月前に一度借りたのですが
なかなか読めずに返却しました。
それで、予約を入れて先週末に再び手元に届けられました。
最初に届いたときには第2章まで読んだのですが
それ以上読み進まなかったのです。

主人公の音村夏貴少年は時々過呼吸発作に悩む中学生。親友で同級生の正哉の家が不審火により
一家ともども焼死してしまった。
正哉は不思議なことに彼の遺品である携帯電話の中で生きていた。
夏貴の家も不審火に見舞われ、遺品の携帯電話とともに焼失してしまう。

携帯から語りかける友人との二人三脚で事件の真相を探り出そうとしていた矢先の
出来事であった。

正哉の出生の秘密に鍵があった。正哉はクローン人間であったのだ。
それは不妊治療で名を馳せているある病院の医師たちの
クローン技術に対する思いから生じた事件であったのだ。



これまでに読んだ「畠中 恵」氏の作品

しゃばけ」シリーズ
 しゃばけ
 ぬしさま
 ねこのばば
 おまけのこ
 うそうそ
 みいつけた
 ちんぷんかん

「江戸もの」
 ゆめつげ
 まんまこと

「現代もの」
 とっても不幸な幸運
 アコギなのかリッパなのか
 百万の手