中山道広重美術館

イメージ 1

イメージ 2

昨日は恵那市にある中山道広重美術館に行ってきました。
江戸時代の浮世絵師・歌川広重(1797~1858)が富士山を題材に描いた
「富士三十六景」の版画36点を紹介する企画展「富士を仰ぐ」
が行われていることを新聞で知り
さっそく行ってきました。

ゴッホの作品「タンギー爺さん」の肖像画の背景に模写したことで有名な作品「富士三十六景さがみ川」も展示されています。

作品は江戸・東都を中心ですが、伊勢二見の夫婦岩の間から見える富士山も三十六景に入っておりますが、ここからは富士山が実際見えるのか参観者の中にそんな話も聞こえておりました。

美術館は広重の構図についてなど詳細な説明がわかりやすくしてありました。
版画は初版から最終版にかけて、販売する者が変わることに摺り方が変わっていくこと、
版画には作品者はもとより摺り師、販売元、作品名、時にはCMまで入っているということが
わかりました。

美術館では版画の体験コーナーもあり学芸員の人が親切に教えてくれまして、広重の中山道「大井宿」「中津川」を摺ってまいりました。
「中津川」は2版あるそうで、中山道の宿場で2版あるのは中津川だけだそうです。

美術館では「山本芳翠」展も併せてやっておりましたが作品は主に県美所有の作品が多く見たことのある作品ばかりでした。

作品を見終えてから、せっかくですので隣接する「大井宿」を散策してきました。